【インフルエンザ対策】乳酸菌をとって免疫力アップ
インフルエンザは普通の風邪と比べて、感染力が強く、重症化しやすい。決して甘くみてはいけない感染症なんじゃ。
インフルエンザの感染を広げないためには、一人一人ができる「かからない」「うつさない」対策がとても大事じゃ。このページではインフルエンザ対策を探っていくぞ。
【目次】
インフルエンザとは
インフルエンザは一般的な風邪と症状はかなり似ているんじゃが、インフルエンザの方が、より“強い”症状が出やすいところが特徴といえるんじゃ。特に、「のどの痛み」「寒気・ふるえ」「急な体温上昇と38度以上の高熱」などの症状が風邪に比べて強く出やすいぞ。
インフルエンザウィルスにはA型、B型、C型の3つの種類がある。このうち、C型については症状も軽く大きな流行も起こさないので、ワクチンも対象外となっており、あまり問題にされることは無いんじゃ。
ではA型とB型を比較してみよう。
インフルエンザの型 | 特徴 |
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A型 |
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B型 |
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これらの違いがあるんじゃな。しかし、いずれにせよ「のどの痛み」「寒気」「高熱」などを引き起こし、周囲に感染が広がり、回復するのに1週間ほどの時間を費やす点については、同じだと言えるんじゃ。
インフルエンザの感染経路は?
インフルエンザの感染経路には2種類あるんじゃ。それぞれを見て行くぞ。
感染経路 | 特徴 |
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飛沫感染 |
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接触感染 |
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インフルエンザにかかってしまったら
ではインフルエンザにかかってしまった時はどうすれば良いんじゃろうか。大事なのは以下の6点じゃ。
急に38度以上の高熱が出て、咳やのどの痛み、全身の倦怠感などを伴う症状が出た場合は、インフルエンザが疑われるぞ。
特に、幼児や高齢者、持病のある方、妊娠中の女性は、肺炎や脳症などの合併症が現れ、重症化する恐れがあるので、まずは早めに医療機関を受診してほしいんじゃ。
睡眠を十分にとり、安静に休養するんじゃ。かかってしまったときは、これが一番大事じゃな。
高熱による発汗での脱水症状を予防するために、まめな水分補給もお忘れなく。
医師が必要と認めた場合には、抗インフルエンザウィルス薬が処方されるので、医師の指示を守って服用するんじゃよ。
マスクには口や鼻周辺の保温・保湿効果があるから、ウィルスの活動を妨げてくれるぞ。また、かかってしまった時は「周りのひとにうつさない」ようにするのもマナーじゃから、マスクの着用を心掛けたいものじゃ。
マスクは薬局やコンビニで市販されている不織布(ふしょくふ)製のものが推奨されておるぞ。
とっさの咳やくしゃみでマスクが無い場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、他の人に顔を向けないこと。また、鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てることもお忘れなく。手のひらで咳やくしゃみを受け止めた場合は、すぐに手を洗うんじゃよ。
一般的に、インフルエンザのウイルスは発症前日から発症後3~7日ほど鼻やのどから放出されておるんじゃ。だから、ウィルスを放出している間は、外出を控える必要がある。解熱後もまだウィルスを出しておるから注意が必要じゃよ。
インフルエンザ予防法、対策は?
一度かかってしまったら、ツライ!インフルエンザ。出来れば事前に防ぎたいもんじゃな。ここではインフルエンザ対策として、効果的な方法を紹介していくぞ。
インフルエンザウィルスは石けんに弱いことが分かっており、石けんで15秒間洗うと、その数がなんと100分の1まで減少するという調査報告があるんじゃ。
手を濡らした後に石けんをよく泡立て、爪の先から手首までしっかり丁寧に洗ったあと、キレイに洗い流すんじゃ。
インフルエンザウィルスは気温が低く乾燥しやすい季節がだいすき!だから、冬に大流行するんじゃな。
ということは、ウィルスが苦手な湿度を保てば、感染予防として、効果を発揮してくれるというわけじゃ。室内では加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つと良いぞ!
運動によって血流がよくなると、血流にのって、免疫細胞がしっかりと全身をパトロールできるんじゃ。すると、異常な細胞や病原体を見つけ素早く対応できるというわけじゃな。
十分な休養とバランスのとれた栄養
免疫力を高めるには、肉や卵、魚などのたんぱく質の他にもオクラ・納豆・モロヘイヤなどのネバネバ成分が有効じゃ。
野菜や果物をしっかりと食べて、ビタミンCやビタミンAなども摂取することも大事じゃな。
また、ヨーグルトなどに含まれている「乳酸菌」には、腸内の環境を整えたり、免疫力を活性化させてくれることが近年の研究で分かってきたおるんじゃ。
次の章では「乳酸菌」についてみていくぞ。
インフルエンザ予防に乳酸菌が効果あるの?!
きっかけとなったのは、数年前にテレビで放映された明治の「R-1乳酸菌」。NHKの『あさイチ』とフジテレビの『とくダネ』という人気番組の中で乳酸菌のインフルエンザ予防効果が取り上げられたんじゃ。
佐賀県の有田市在住の小中学生1900人余りにR-1乳酸菌入りのヨーグルトを半年間飲み続けてもらったんじゃが、インフルエンザの罹患率が佐賀県全体の小中学生の100分の1まで低下したという内容じゃった。
日本大学の上野川修一教授によれば、「R-1乳酸菌は発酵の過程で多糖体というたんぱく質を大量に作り、腸内のナチュラルキラー細胞を活性化してウイルスを撃退するんです」ということで、R-1乳酸菌が注目されたんじゃな。
今でも毎年冬になると「R-1乳酸菌」含有のヨーグルトは、人気の商品なんじゃが、実はインフルエンザ予防効果がある乳酸菌は「R-1乳酸菌」だけではないんじゃよ。
乳酸菌が免疫力を活性化させるしくみ
免役には、ざっと2種類がある。一つは、体内に侵入した病原菌やウィルスなどの異物をいち早く見つけ出し、排除する「自然免疫」。もう一つは、一度感染した病原体を記憶し、次に侵入してきたときに攻撃をしかける「獲得免役」。
乳酸菌は人にとって、有害ではないんじゃが、体内に元々定着している菌で無い場合は、免疫細胞はこれを“異物”だと認識するんじゃ。だから、乳酸菌と出会った免疫細胞が、免疫システムを発動させて、実働部隊に発動指令を出すんじゃな。この仕組みで免疫が活性化するというわけじゃ。
インフルエンザウィルスが入ってきたときに、免役システムが眠っている状態ではすぐに対処できないが、すでに活動している状態であれば、すぐに対応(排除)出来るというわけなんじゃ。
実際にインフルエンザ予防効果が認められている乳酸菌は
様々な実験や研究の結果により、実際にインフルエンザの予防効果が認められている乳酸菌がいくつか存在する。ここではそれらの乳酸菌を紹介していくぞ。
R-1乳酸菌
ラクトバチルス・ブルガリクスOLL1073R-1というのが正式名称じゃ。
これは、一般的なラクトバチルス・ブルガリクスを明治が独自培養させた乳酸菌じゃ。明治の特許であり、他ではR-1乳酸菌を含む商品は販売されておらんのじゃ。
R-1乳酸菌は、ナチュラルキラー細胞を活性化し、免疫力を高めることが分かっておるぞ。
R-1乳酸菌を含んでいる商品 |
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明治プロビオヨーグルトR-1 |
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ |
ラブレ菌
カゴメが発売している「ラブレ」に含まれる植物性乳酸菌ラブレ菌もナチュラルキラー細胞を活性化するという研究結果が発表されておる。
栃木県の小学生約3000名に2か月間ラブレ菌を含む飲料を毎日摂取したものと、しなかった児童とで比較。結果、摂取した児童でインフルエンザだと診断された児童は、摂取しなかった児童と比較して明らかに少なかったんじゃ。
ラブレ菌を含んでいる商品 |
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KAGOME |
KAGOME |
乳酸菌L-137
ハウスが独自の研究と試験を重ねて発見した乳酸菌L-137は、加熱処理をして、パワーアップした乳酸菌なんじゃ。生菌の時と比べて、免疫活性力が非常に高くなることが分かっており、その活性化力は、なんとBCGワクチンよりも強力だ。
他の乳酸菌と比較して、あまりにも免疫活性力が強いといえる実験結果に、実験ミスが疑われ何度も実験し直されているほどだというんじゃから、なんだか凄そうじゃな。
乳酸菌L-137を含んでいる商品 |
ハウス ラクトプランL-137(乳酸菌サプリ) |
L-92乳酸菌
カルピス社による試験の結果、L―92乳酸菌を摂取したグループでは、肺から検出されるウィルスがL-92乳酸菌を摂取していないグループよりも少ないことが分かっておるんじゃ。
また、免疫細胞のナチュラルキラー細胞の活性が高まっていることも分かっておるぞ。
下のグラフは、カルピス社によるマウスを使用した試験結果。「L-92乳酸菌」を摂取したグループでは、肺から検出されるインフルエンザウイルスが、「L-92乳酸菌」を摂取していないグループと比較して少なくなっています。また、免疫細胞の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞の活性も高まっていることも示されています。
L-92乳酸菌を含んでいる商品 |
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CALPISアレルケア280mlPET(乳酸飲料)
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CALPISアレルケア(乳酸菌サプリ) |
プラズマ乳酸菌
これまでの乳酸菌はナチュラルキラー細胞を活性化させることにより、免疫力を高めることが分かっておる。ところが、プラズマ乳酸菌は、全ての免疫細胞の司令塔である「プラスマサイトイド樹状細胞」を活性化させ、ナチュラルキラー細胞を含む、免疫システム全体に関わることが研究の結果により分かっておるんじゃ。
30~50代の男女213名に一定期間プラズマ乳酸菌を飲むグループと飲まないグループにわけた実験では、飲んだグループで風邪をひいたのが、7名。飲まなかったグループで風邪をひいたのが、その倍の14名だったんだそうじゃ。
プラズマ乳酸菌を含んでいる商品 |
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キリン まもるチカラのみず(水) |
キリンまもるチカラのサプリ |
キリンまもるチカラの |
乳酸菌をとって免疫力アップまとめ
かかってしまうと、高熱に関節痛、寒気しかも周囲から隔離され、重症化すると障害を残したり、死亡の可能性まであるというインフルエンザ。
ウィルスが毎年すこしずつ変異していき、予防接種を受けても防ぎきれないのも恐ろしいところじゃな。出来れば、インフルエンザにかからずに、元気に冬を越したいもんじゃ。
乳酸菌を日ごろから摂取しておれば、免疫システムが常に稼働し続け、例えインフルエンザウィルスが入ってきてもいち早く、撃退してくれるぞ!ぜひ、乳酸菌を毎日の生活にうまく取り入れてみるんじゃな!
免疫力アップでは、いいことづくめの乳酸菌ではあるが、ヨーグルトなどで摂取するにはじつは大量(1日500グラム前後)飲まないと効果が無いという研究もある。とすれば、ヨーグルトだけに頼るのは良くない。そこでわしがおすすめするのは乳酸菌サプリで補うことじゃな。
いつでもどこでも乳酸菌を手軽に摂れるサプリは実にありがたい。サプリも取り入れて、上手に乳酸菌を摂って、インフルエンザ対策に役立てて欲しい。
下に目的別乳酸菌サプリの選び方を紹介しているので、ぜひとも参考にしていただきたい。
目的別乳酸菌【選び方】
下痢・便秘 | 花粉症・アトピー | ダイエット・肥満解消 |
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免疫力アップ | 美肌・ニキビ予防 | 腸まで届く |
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カプセルタイプ | 顆粒タイプ | 植物性乳酸菌 |
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