【超危険!】おならが臭いときにきをつけるべきこと
職場や学校で臭いオナラが出てしまうのを気にして我慢したり、そのたびにトイレに駆け込む人も多い。ここでは、臭いおならの原因と解決策について真剣に詳しくまとめておるぞ。おならが臭くて悩んでいる方にぜひとも参考になればうれしい。
そもそもおならってナニ?!
おならが出て困っていると悩んでいる人もいるが、おならは通常、1日平均100~300ミリリットル、回数にすると10~20回ほど出ると言われておる。
そんなおならとは、何かというと、おならの成分の7~9割はわしらが口から飲みこんだ空気で、残りの1~3割は、食べかすが腸内の細菌によって分解される時に発生するガスなんじゃ。
そして、その多くは血液中に吸収され、血管を通って肺へ運ばれ、息を吐く時に呼気と共に外へ排出される。じゃが、飲み込む空気の量や腸内で作られるガスの量が多いと、血液に吸収しきることが出来ず、肛門の方へ押しやられ放出される。それが、「おなら」なんじゃな。
腸内に発生したガスのうち、約15%が肛門から放出されると言われておるぞ。この腸内ガスは実はわしらにとってとても重要な役割を果たしておる。腸を刺激し、便を肛門の方へとグイグイ押し出してくれておるんじゃ。
おならは決して悪いものではなく、人間の身体を正常に働かせるために、必要不可欠なものだということを覚えておいて欲しいんじゃよ。
だから、おならが出ること自体はまったく問題ない。問題は“臭い”おならが出ること、じゃな。後で詳しく解説していくが、腸内ガス自体は、なんとそのうちの99%は無臭。わずか1%が臭いガスなんじゃ。その1%の臭いガスが作られる原因が、腸内の悪玉菌。つまり、腸から放出されるガス=吐く息&おならが臭いということは、腸内環境が乱れている、という動かぬ証拠なんじゃよ。
おならの2つの型
「臭いおなら」と「臭くないおなら」が存在する話をしたが、それら2つをもう少し詳しくみていくぞ。
実はおならには2種類の型があるんじゃ。
それが、
発酵型
腐敗型
この2つの違いは以下の通りじゃ。
発酵型のおなら
大腸の入り口付近で、善玉菌が“炭水化物”を分解し、二酸化炭素や水蒸気を生み出しておる。この時に発生するガスは臭くもなんともないんじゃ。発酵型のおならは腸管を刺激し、腸の働きを高めてくれる。むしろ身体に良い働きをしてくれているんじゃ。
しかし、特に女性にとっては忌み嫌う存在ではあるかもしれない。なぜなら、発酵型のおならは、「プ~」といういさぎの良い大きな音がするんじゃ。じゃが、これは健康なオナラなので、どうか音は多めにみて、あまり気にしないようにしてもらいたいもんじゃ。
腐敗型のおなら
大腸の出口近辺で、それまでに消化されなかったタンパク質を悪玉菌が腐敗させてできるガス。このガスはあまり良いものじゃなく、大腸の出口付近に大腸がんが出来やすいのは、このためと言えるんじゃ。
タンパク質が元になっておるから、肉食が多い人は要注意なんじゃよ。このタイプのおならは、無音のおならになることが多い。いわゆる「すかしっ屁」というやつじゃな。「すかしっ屁は臭い」と言われるゆえんに納得じゃ。
臭いおならの成分
臭いオナラと臭くないオナラが存在する話をしたが、その2つの中身はどう異なるんじゃろうか。
おならの種類 | 成分 |
---|---|
臭くないオナラの成分(99%以上の成分) |
|
臭いオナラの成分 |
|
臭いオナラの成分を見るといかにも臭そうじゃな。
臭いおならの原因
腸内環境の問題
わしらの腸内には、必ず善玉菌と悪玉菌が存在しておるんじゃ。だから、どれほど健康な人でも腸内で発生するガスのうち1%ほどは臭いオナラの成分になってしまうというわけじゃな。
ただし、「おならが強烈に臭い」場合は、腸内バランスが崩れ、悪玉菌が優勢になっており、臭いおならを作る成分が1%未満に抑えられていない可能性があるんじゃよ。
腸内細菌の黄金バランスは⇒
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
腸内では善玉菌と悪玉菌が常に激しい生存競争を繰り広げており、一方が増殖すれば、もう一方が抑えられるというように常に全体の数は決まっておる。
また、日和見菌は腸内で優勢な方に味方をしてはたらくので、善玉菌が優勢なら、ますます善玉菌優勢になり、悪玉菌が優勢なら、ますます悪玉菌優勢になる。
とはいえ、すべての悪玉菌が悪いというわけではなく、体にとって害のある菌がやって来た時に体を守ってくれるという作用もあるので、悪玉菌をなくせばいい、というわけじゃあ無いんじゃ。あくまでも、この黄金バランスを保つことが大事なんじゃな。
では、どうして腸内の悪玉菌が増えてしまったんじゃろうか?悪玉菌が増えてしまう原因はさまざま。以下のようなことが考えられるぞ。
やはり、食生活の乱れは一番の問題じゃ。
- 肉食中心の生活
- 野菜をほとんど食べない
- 糖分やアルコールの摂りすぎ
- 農薬・添加物
運動すると、腸のぜん動運動が活発になり、便を押し出してくれることが分かっている。腸に残った食べ物は時間が経つと腐敗し、腸内をアルカリ性にするんじゃ。
アルカリ性の環境は悪玉菌にとって暮らしやすいので、さらに増えてしまうんじゃ。だから腸をしっかりと動かして、ぜん動運動を促し、腸の中に便を貯めないことが大事なんじゃな。
ストレスもやはり腸に刺激をあたえ、腸の正常な運動を妨げるんじゃ。ストレスを発散する場や貯めない工夫も大事じゃな。
おならが多い、あまりにも臭い場合に考えられる病気
おならの1日の平均回数は10~20回と言われておるからそれを聞いて“案外多いな”と思われた方も多いんじゃないじゃろうか。
自分のおならの回数が多いことを心配していた方も10~20回くらいであれば、それほど心配する必要はないぞ。ただしあまりにも臭い場合は要注意じゃ。
臭いおならの奥には、大病が隠れている可能性がある。たかがオナラ、されどオナラ、なんじゃ。腸からのサインを見逃さず、気になる時はぜひ一度受診されることをオススメするぞ。
呼び方が異なるだけで、どちらも同じ症状じゃ。日本では約8人に1人がかかっているといわれている空気嚥下症(呑気症)。緊張や考え事があると、唾液とともに空気を飲み込みすぎてしまいゲップやおならが出やすくなる症状のことを指すんじゃ。
胃の緊張が弱い人の場合は、入ってきた空気が胃に溜まると、胃が伸びていっぱいにり、最後にゲップとして出やすく、また、胃の緊張が強い人の場合は、胃が膨らまず腸の方へどんどん送られ、オナラとして肛門から排出されるんじゃよ。
慢性胃炎は、ピロリ菌の感染によっておこるんじゃ。胃の粘膜が弱まり、炎症が慢性的に繰り返されてしまう。胃の機能が低下して、消化不良を起こしやすくオナラが増えたり、胃痛・胸やけ・胃もたれ・げっぷ・吐き気などの症状があるぞ。
ひどくなると胃潰瘍に進行する可能性もあるために要注意じゃ。
過敏性腸症候群は、下痢と便秘を繰り返す症状が特徴的なんじゃが、オナラが出やすくなる人もいるんじゃ。とりわけ、過敏性腸症候群の人は「臭いオナラ」が出やすいことが分かっておる。精神的ストレスや情緒不安定などが原因になっていることが多いぞ。
腸の状態を安定させて、ストレスを減らしてリラックスすることが重要なんじゃ。
悪玉菌が発生させる臭いガスは有毒性があり、発がん性があるんじゃ。オナラがあまりにも臭い場合は、腸内でガンが出来やすい環境になっている可能性があると言えるぞ。
大腸がんは初期にはほとんど自覚症状がないと言われておる。じゃが、だんだんガンが進行してくると以下のような症状が現れてくるぞ。
- 頑固な便秘
- 弱い音のおなら
- 腹部にしこり
- 便が細くなる
- 便に血が混じる
大腸がんの患者は近年うなぎ登りになっておる。
何か症状を感じた場合は早目に検査を受けられることをオススメするぞ。
臭いおなら8つの改善策
ここまでで臭いオナラは腸内に悪玉菌が優勢になっていることが原因だということをお分かりいただけたと思う。では、腸内環境はどうすれば改善できるんじゃろう?
実は腸内環境はたった2~3日でも大きく変化し、2週間あれば、劇的に変化することが分かっておるぞ。
細菌は環境さえ整えることができれば、物スゴイ速さで増殖する生き物じゃからな。諦める前にまずは2週間!ぜひ試してみて欲しいんじゃ。ここから、腸内環境を改善する8つの方法を1つずつ見ていくぞ。
腸のぜん動運動をスムーズに働かせるためには筋肉が必要になるんじゃ。適度な運動は、筋肉を保ってくれたり、また腸に適度刺激が加わることにより、腸のぜん動運動を促したり、腸内に溜まりがちなガスを排出してくれるぞ。
わしのオススメは、断然ウォーキングじゃ。1日10分でも15分でも、ウォーキングする時間が取れないか?スケジュールと相談してみて欲しいんじゃ。
お腹のマッサージをすることで、直接的に大腸に刺激を与えることができるぞ。
手順は以下の通りじゃ。
- 手のひらを使ってお腹を上下にゆっくりさする。
- それを5~10回ほど繰り返す。
- 次にお腹に「の」の字を書くように優しく3回さする。
たったこれだけなんじゃが、心を込めて優しく“お手当”してあげることで、腸は確実に変化してくるぞ。
早食いは、余計な空気を取り込んでしまうことにもつながるぞ。一口ごとに箸を置き、20回以上噛んで食べるのが理想じゃな。また1回の食事は20分以上かけてゆっくり食べるといいぞ。
オナラの改善に一番ダイレクトに効くのは、食生活の改善じゃ。
食物繊維は腸内で善玉菌のエサになって、善玉菌を増やしてくれたり、うんちの材料になるので、老廃物をしっかり排出させてくれる役割があるぞ。
逆に悪玉菌のエサになる、タンパク質(特に肉類)は控えめにしたいもんじゃ。食物繊維には2種類あるんじゃが、主な食材は以下の通り。
水溶性食物繊維を含む食材は以下のようなものがあるぞ。
- ごぼう
- にんにく
- なめこ
- アボカド
- オクラ
- わかめ
- めかぶ
- 昆布
- もずく
- しいたけ
- えのきだけ
- なめたけ
- りんご
- バナナ
不溶性食物繊維を含む食材は以下のようなものがあるぞ。
- ごぼう
- おから
- いんげん豆
- えんどう豆
- グリンピース
- おくら
- モロヘイヤ
- にら
- かぼちゃ
- さつまいも
- さといも
- ほうれん草
- たけのこ
- ブロッコリー
- とうもろこし
ごぼうは、水溶性と不溶性の食物繊維が共にある素晴らしい食材じゃな!
日本人は総じて食物繊維の摂取量が足りていないと言われておるから、意識して食物繊維を摂取することが大事なんじゃ。
オリゴ糖は大腸でビフィズス菌のエサとなり、腸内を善玉菌優勢にしてくれるぞ。
オリゴ糖を含む食材は以下のようなものがあるぞ。
- ごぼう
- 玉ねぎ
- はちみつ
- バナナ
- きなこ
- 大豆
オナラの臭いを抑えたい場合は、消臭効果のある食べ物を積極的に摂取することも一つの方法じゃ。消臭効果のある食べ物は以下の通り。
- お茶のカテキンに含まれるポリフェノール
- 人参の葉
- マッシュルームに含まれるトレハロース
- アンモニアや硫化水素を吸収抑制する作用があるクロレラ
- パセリなどセリ科の食物
こういった食材もぜひうまく活用してみるといいぞ。
発酵食品は菌の宝庫。日本で昔から食べられてきた発酵食品には、乳酸菌以外にも腸に良い最近が沢山含まれておるんじゃ。
腸内フローラを良好に保つためには、善玉菌だけではなく、日和見菌など多種多様な色々な菌を補給することが大事じゃから、発酵食品をぜひ活用したいもんじゃな。
発酵食品には以下のようなものがあるぞ。
- 味噌
- 納豆
- ぬか漬け
- キムチ
- しょうゆ
- ヨーグルト
- チーズ
など。
腸内環境を整えるには、食生活の改善が一番じゃが、今の生活スタイルを変えるのがなかなか難しい人もおられるじゃろう。そもそも発酵食品が口に合わない人もおられるかもしれない。そういう方にお勧めなのが、乳酸菌サプリなんじゃ。
乳酸菌サプリであれば塩分や糖分のとりすぎ、またカロリーも気にしなくてよいので、肥満や血圧の気になる人でも摂りやすい。
食物繊維やオリゴ糖が含まれているものも多いので、効率的に腸内環境を整えることが出来るぞ。
自分に合った方法を見つけて、腸内環境の改善ができるように願っているぞ。おならの臭いを気にせずにすむ生活はすぐ目の前じゃ!
目的別乳酸菌【選び方】
下痢・便秘 | 花粉症・アトピー | ダイエット・肥満解消 |
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免疫力アップ | 美肌・ニキビ予防 | 腸まで届く |
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カプセルタイプ | 顆粒タイプ | 植物性乳酸菌 |
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