【知って納得】免疫力アップに乳酸菌をとって感染症を予防しよう
ゼンダマ博士!!
なんじゃね、ミサト。
最近、ヨーグルトで免疫力をアップさせよう!という話をよく耳にするんですが、本当に可能なんでしょうか?
わたし毎年、冬になるとインフルエンザにかかってしまうんです。予防接種も受けているのに・・。
お金の無駄になるだけなので、もう受けなくても同じなんじゃないかと思ってしまいます。
ははは。そりゃぁ、よほど免疫力が弱いんじゃな。ヨーグルトが免疫力をアップさせるというより、その中に含まれている乳酸菌に免疫力をアップさせる力があるんじゃ。
わたしもヨーグルトを食べ続ければインフルエンザにかからないようになるでしょうか。
ふむ。ミサトの体に合う乳酸菌を見つけることが出来れば、必ずしや風邪やインフルエンザに負けないじょうぶな身体を作ることができるじゃろう。
よし、今日は乳酸菌が免疫力をアップしてくれる仕組み、そして免疫力アップが期待できる乳酸菌が含まれているヨーグルトをご紹介するとしよう!
そもそも免疫システムとは?!
そもそも我々の体の免疫システムとはどういう仕組みになっておるんじゃろうか?
できるだけ簡潔に説明するからしっかり理解しておくんじゃよ。
免役には2種類あるんじゃ。それが以下。
① 自然免疫
② 獲得免役
自然免疫は生まれた時から持っているもので、体内に侵入した病原菌やウイルスなどの異物をいち早くみつけ出し排除してくれるんじゃ。門番のようなもんじゃな。
獲得免役は一度感染した病原体を記憶し、次に同じ病原体が入ってきたときに攻撃をしかけるんじゃ。自然免疫が取りこぼしたものに対して働くぞ。
この免疫システムの中で最も重要な働きをしているのがNK(ナチュラルキラー)細胞じゃ。NK細胞はリンパ球の1つで、血液中に存在しており、体に悪いものがないか常に巡回してくれておる。
我々のカラダの中では毎日3000~5000個もの細胞がガン化しておるんじゃが、これらをいちはやく見つけて退治してくれるのが、このNK細胞なんじゃ。
ヨーグルトが免疫力を高めてくれる仕組みは、次にもう少し詳しく説明していこう。
どうしてヨーグルトが免疫力を高めてくれるの?
あまり知られてはおらんのじゃが、実は腸には免疫細胞の7割以上が占めており、免疫にとってキーポイントともなる場所なんじゃ。
ヨーグルトを食べると、乳酸菌も細菌の一種なので免疫システムが活動を始め、免疫システムの司令塔であるNK細胞が活性化される。ここにインフルエンザなどのウイルスが侵入してくると、免疫システムがすぐに発動しそのウイルスを排除できるというわけなんじゃ。
風邪やインフルエンザだけでなく、ノロウイルスやロタウイルス、またガンの予防にも効果をあげることが確認されておるぞ。
これまでに、「1073R-1乳酸菌」を含むヨーグルトを食べてインフルエンザワクチンの効果を向上させた研究結果や、「ガゼリ菌SP株」を含むヨーグルトを食べてインフルエンザの感染に対する予防効果が高まった研究結果など、さまざまな成果が公表されておるんじゃ。
免疫力アップが期待できるヨーグルト3選
さて、それでは実際に免疫力を強化する研究結果が出ている乳酸菌が含まれているヨーグルトをご紹介していこう!
フジテレビの『とくダネ』やNHKの『あさイチ』などのテレビ番組で紹介され、一躍有名になったR-1乳酸菌を含んだヨーグルトじゃ。
正式名称はラクトバチルス・ブルガリクスOLL1073R-1と言い、これは一般的なラクトバチルス・ブルガリクス乳酸菌を明治が独自培養させた乳酸菌なんじゃ。
この乳酸菌は明治の特許なので、他ではR-1乳酸菌を含む商品は販売されておらんぞ。
佐賀県有田市在住の小中学生1900人余りに乳酸菌入りヨーグルトを半年間食べてもらった実験では、佐賀県全体の小学生のインフルエンザ罹患率に対して100分の1まで低下したんじゃ。
飲料メーカーのキリンと小岩井乳業による共同研究で発見された乳酸菌が配合されておるぞ。
正式名は「ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株」というぞ。
プラズマ乳酸菌は、全ての免疫の司令塔であるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を直接活性化し、免疫力を高めてくれるぞ。
岩手金雫石町の小中学生を対象に、プラズマ乳酸菌が含まれたヨーグルトを週3日食べてもらった実験では、隣接する町の小学生のインフルエンザ罹患率が8.7%だったのに対して雫石町は5.9%。中学生の罹患率は、隣町が9.9%だったのに対し、雫石町では4.0%だったんじゃ。
こちらはヨーグルトではなく、ヨーグルトドリンクなんじゃが、KAGOMEラブレに配合されているラブレ菌も免疫力強化してくれる乳酸菌を語るにははずせない乳酸菌じゃ。
ラブレ菌は京都の伝統的な漬物「すぐき」から発見された、非常に生命力の強い植物性乳酸菌なんじゃ。
栃木県の小学生3000名に2か月間ラブレ菌を含む飲料を毎日摂取した児童と、しなかった児童で比較した研究では、ラブレ菌を摂取した児童でインフルエンザだと診断された児童は、摂取しなかった児童と比較して明らかに少なかったそうじゃ。
免疫力を強化するヨーグルトの効果的な食べ方
せっかくヨーグルトを食べて免疫力アップを目指すなら、3つのポイントを守って、さらに効果を高めよう!
外から摂取した乳酸菌はすぐに腸に定着するわけではなく、腸を通過する間に一定の仕事を果たしたあと、2~3日で排出されてしまうんじゃ。
だから、毎日継続して摂取し続けることが必要じゃよ。
具体的に「インフルエンザを防ぎたい」などの目的をもっておられる場合は、インフルエンザが流行る2~3か月前からヨーグルトを食べ始めたいもんじゃな。
もちろん年じゅう食べ続ければさらに効果は期待できるぞ。
小腸で働く乳酸菌は、食物繊維をエサとして増殖するんじゃ。
食物繊維をしっかり摂っておれば、すでに腸内に常在している乳酸菌も増やしてくれるぞ。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があるんじゃが、乳酸菌のエサとなるのは、「水溶性食物繊維」の方じゃよ。
水溶性食物繊維は果物や海藻、きのこに多く含まれておるぞ。
以下の食材を参考にしてくれ。
ごぼう
にんにく
なめこ
アボカド
オクラ
わかめ
めかぶ
昆布
もずく
しいたけ
えのきだけ
なめたけ
りんご
バナナ
本当は免疫力を上げるために乳酸菌を摂取するなら、出来るだけ多くの乳酸菌を摂取した方が良いんじゃ。ヒトの腸内には100兆個以上の細菌が棲みついておるから、ちょっとやそっとの乳酸菌を摂ってもビクともしないんじゃな。
ところが、ヨーグルトには乳酸菌だけではなく他の栄養素も含まれており、脂質も案外多いから、食べ過ぎると他の部分に支障が出てしまう可能性があるぞ。
圧倒的な数の乳酸菌を摂取して免疫力の強化を目指すなら、おすすめは乳酸菌サプリじゃ。
サプリの種類によって乳酸菌の配合数や種類は異なるが、ヨーグルトとはくらべものにならないくらいの乳酸菌が含まれているのがほとんどなんじゃよ。
免疫力アップ効果が確認されている乳酸菌が含まれている乳酸菌サプリはこちらを参照してくれ!さまざまな乳酸菌サプリを実際に比較し、ランキングを作成したぞ。
目的別乳酸菌【選び方】
下痢・便秘 | 花粉症・アトピー | ダイエット・肥満解消 |
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免疫力アップ | 美肌・ニキビ予防 | 腸まで届く |
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カプセルタイプ | 顆粒タイプ | 植物性乳酸菌 |
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